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写真の教科書 最低限知っておくべきカメラの種類

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カメラの購入前は楽しい一方、どうやって決断したらいいか迷うものです。

迷う原因は大きなものとしては2つです。

① ネットのおかげで情報量が多すぎる
② 何を基準にしていいか分からない

編集部が経験と独断からおすすめしていきます。

目 次

  1. 最低限知っておくべきカメラの種類 ← 今回はココ!
    • ミラーレス一眼。ミラーレスカメラ、一眼レフカメラなど、さまざまな種類のカメラについての基本的な説明
  2. 各種のカメラのメリットや特徴
    • どのような撮影スタイルや目的に向いているか
  3. 予算やニーズに合ったカメラの選び方
    • 自身の予算や撮影スタイル、用途に合ったカメラの選び方についてのアドバイス
    • カメラの機能や性能に関する基本的な理解を深めるためのガイドライン

最低限知っておくべきカメラの種類

カメラの購入に当たって、これは知ってないと後で困るかも!という部分を解説していきます。

大枠としてはこの2つです。

  1. カメラの仕組みから3種類
  2. カメラの撮影面のサイズから3種類

この分類で何が変わるかというと、重さ・大きさ・価格が変わります。
大切ですね!?
カメラを始めるならどうしても知っておかないといけない部分です。

それではまず1から行きましょう!

カメラの仕組みから3種類

  1. ミラーレス一眼
  2. ミラーレス
  3. 一眼レフ

結論としては1のミラーレス一眼を買っておきたいところです。

ではまず3から説明していきます。
ここを話さないと「ミラーレス」の意味が分からないからです。

「一眼レフ」というのは、レンズを通して見える光景をミラーで反射して、カメラの覗き窓(=ファインダーといいます。必須ワードなので覚えておきましょう)から見ることができるカメラです。シャッターを押すとミラーが上部に跳ね上がって、撮影面(昔はフィルムが配置されていた部分)に見ていた像が映されて、撮影ができるという仕組みです。

ややこしいのでだいたいイメージできていればいいです。

肝心なのはこの「ミラー」がなくなって、撮影面に投影された像がそのまま撮影できるようになった「2.ミラーレス」です。

ミラー機構とそれに付随する部分(プリズムですがややこしくなるのでここでは説明しません!)がなくなったので、コンパクト&軽量化できました!

ミラーレスはコンパクトで軽量です。

しかし、覗き窓がなくスマートフォンのようにモニターだけで撮影するのは大変な場合もあります。屋外の明るい場所ではモニターが反射して見えないということを皆さんもスマートフォンで経験したことがあると思います。

それを克服したのが「1.ミラーレス一眼」です。

一眼=ファインダーの部分だと思ってもらえればよいです。

ファインダー機構がついているので、その分「2.ミラーレス」より大きく、重くなります。

しかし!

中長期的にみるとこのファインダーがあった方がよいです。

編集部としては「ミラーレス一眼」をおすすめします。

ミラーレス一眼がおすすめ!

カメラの撮影面のサイズから3種類

ここで割と難しめで挫折しやすいトピックに行きます。

カメラの撮影面のサイズです。

挫折しないように結論言っておきます!

「フルサイズ」がおすすめです!

分からなかったら「フルサイズ」を買いましょう。

というのも、他のサイズを買った方がよく言っているのが

「やっぱりフルサイズっていいんでしょうね~」とか
「フルサイズが気になります...」とか
「高くてもフルサイズにしておけばよかったです~」

という感じなんです。

もちろんフルサイズ以外にもメリットはありまして、明確な目的と用法がある場合はフルサイズ以外がいいです。

しかし!

初めのうちは「明確な目的と用法」がない場合がほとんどで、価格で決めてしまいがちなのが現実です。

そこを考慮して一択でおすすめするのが「フルサイズ」ということなのです。

「明確な目的と用法」がある方はおそらく他の選択肢が検討できる知識のある方がと思いますので、ご自身の「明確な目的と用法」に従って購入してください。

では、カメラの撮影面のサイズから3種類説明していきます。

1.APS-C
2.フォーサーズ
3.フルサイズ

これがメジャーな3種類の撮影面です。

「撮影面」とは?という方もいると思いますので、お伝えするとここです。
「撮像素子」と呼ばれたりもします。

つまり昔のカメラのフィルムに当たる部分です。

昔のカメラの一般的なフィルムは「35mm」と呼ばれます。

※写真を学んでいくといろいろなところで「mm」の話が出てきます。レンズや焦点距離、今回お話ししているフィルムなどでです。混乱しやすいですが、ひとつづつ理解していけば大丈夫です。

35mmフィルムとはフィルムの幅の部分を測ったものです。

フルサイズはこの白い部分の大きさの撮影面を持つカメラのことを指します。
フィルムの撮影面と同じということです。

ちなみに白い部分のサイズは下記になります。
24mm × 36mmです。
35mmフィルムは幅ので測った名称ですのでここも混乱しないようにしていきたいポイントになります。

mmがいっぱい出てきて混乱しそうだと思いますが、ここが頑張りどころです。
何回か復習していけば自然と覚えますので、今回初見で混乱しそうでも大丈夫です。

APS-Cサイズとフォーサーズの説明に入っていきます。

細かく分類しすぎても分かりづらいと思いますので端的に説明します。

  • フルサイズ   36 × 24
  • APS-C     24 × 16(約) ※メーカーによって1~2mmほど違ってきます
  • フォーサーズ  17 × 13(約)

イメージだとこんな感じです。

APS-Cはかなり小さいですね!

そのためカメラが小型化でき、軽量になります。
レンズも小さく軽量になります。

結果、価格もお安くなります。

絶対フルサイズが欲しいとは思わないだろうし、軽量コンパクトが第一条件です!と言い切れる人のみAPS-Cにしましょう。

少しでもフルサイズが欲しいと思う気持ちがるなら、迷わずフルサイズにしておいた方がよいです。

フォーサーズはさらに小さい撮影面ですので、さらに小さく軽量になります。

小さい撮影面のメリットはもう一つあります。

望遠のレンズを使って野鳥や飛行機を撮りたい方は、小さい撮影面のカメラにしておくと軽量コンパクト・コスパ抜群な撮影機材を揃えやすくなります。

これはさらにマニアックな「デジタルカメラの撮像素子の大きさ・焦点距離とレンズ画角」というお話になるのでここではスキップします!

望遠レンズを使いたい人はこの記事からは決められません!

人物・風景・日常などをメインに撮影する人はこのページの判断基準で大丈夫です。

まとめますと...

フルサイズが買えるならフルサイズにすべし!

決してフルサイズが欲しくならない予定だし、軽量コンパクト低価格が一番大切なら小さい撮影面のものでもOK!

ただし、背景をぼかした人物撮影をしたい人は絶対フルサイズ!

です。

...なんだか3つ目にまだ説明していない一行が入ってますね。

この「ぼかし」に関しては結構しっかりした説明が必要です。

撮影面サイズ内の撮像素子の密集具合なんかと関係してきてしまうので、ビギナー向け記事の内容ではないのです。

ですので!

絶対に考慮しないといけない一行を足しました。

「ただし、背景をぼかした人物撮影をしたい人は絶対フルサイズ!」です。

実際カメラ屋さんなどで実機を手に取って撮影してみればすぐわかります。

フルサイズに決めきれないならカメラ屋さんにGO!です!

大手量販店でもこの部分はしっかり説明してもらえると思いますよ。

「フルサイズとAPS-Cで悩んでいる」
「背景をぼかした撮影がしたい」

この二点をかならず伝えるようにしてくださいね!

では

1. 最低限知っておくべきカメラの種類
・ミラーレス一眼。ミラーレスカメラ、一眼レフカメラなど、さまざまな種類のカメラについての基本的な説明

を終了します。

次回は

2. 各種のカメラのメリットや特徴
・どのような撮影スタイルや目的に向いているか

です!

アマゾンで各種カメラの最近の機種を見ておくとイメージしやすくなるのでいいですね。

👇

じゃ、またすぐにね!

こんな経歴のフォトグラファーが書いてます  【 フォトグラファー 】 オーセンティックな人物の撮影がメインです。出版社のスタジオ出身。スタジオライティングでの撮影、ロケでの自然光撮影を得意としています。見習い時代は外国人のフォトグラファーアシスタントもしており、外国人の撮影を主に担当。日本式と異なる海外の撮影を多く経験しています。  【 カスタマーサービス 】 カメラ・レンズメーカーのカスタマーサービスにて初心者からプロの方までの「?」を解決してきました。その数延べ5,000人以上です✨何が分かりづらいのか、どこがポイントなのかをよく知ってます。   【 広告制作プロデューサー 】 広告代理店の撮影プロデューサーや制作プロデューサーをやってました。出版系とは異なる広告系の知見もたくさんあります。  【 Webディレクター 】 写真はやはり、アウトプットできるメディアを自分で自由に持てた方がいい!と思い、Webのスキルをつけて、現在は写真関連の会社に所属し、フォトグラファー × Webディレクターをやってます。  SNSでは写真・動画・物語・音楽などクリエイターのみなさんは基本的にフォローバックさせていただきますので、フォローよろしくお願いします!みんなで楽しい写真ライフにしていきましょう♪
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