結論から言うとSPFが買えるならSPFにしましょう。
状態のいいものが見つからないならSPでもO.Kです。
自分はSPを入手しました。
![pentaxsp](https://pixcafe.online/jp/wp-content/uploads/pentaxsp.jpg)
いずれも古いカメラのため、明るさを測ってくれる測光機能が働かなくなっている機体も多いです。
測光機能が働かない機体はもちろん安いです。
編集者が買ったSPはなんと1,500円です。
編集者はレンズにこだわりがあるので、レンズは並んでいた20数個の中から一番値段が高く、状態がいいものを買いました。
どんなにお安くても、自分はカビのあるものはご推奨しません。(カビ跡も含みNGと考えています)
お分かりのようにカビなので、カメラを含め他のレンズなどにも侵食する可能性があります。
長い目で見て避けたほうがいいです。
撮影に影響ありません、と書かれているものがありますが、カメラ一つレンズ一つで特に保管に気を使わずに使用するだけならありかもしれません。
もしくはカビの生えたものだけで揃えるとかですね。
(ちょっと風の谷のナウシカっぽい気もしてきてそれならありかもと一瞬思いました、けど無しです 笑)
さて少々細かい部分も記載していこうと思います。SP、SPF共に、レンズのマウントはM42マウントの一眼レフカメラです。
SP(1964年発売) 絞り込み測光 数百万台売れた世界的ベストセラー機種
↓進化
SPF(1973年発売) 開放測光ができるようになった。
伝説の指揮者カラヤンやビートルズが来日の際に購入していったことでも有名。
(真偽のほどは定かではないです)
開放測光に対応しているレンズは「SMC Takumar 55mm F1.8」などです。
「SMC Takumar 55mm F1.8」以前の「Super Takumar 55mm F1.8」は開放測光は使えません。
インスタなどのSNSで人気のいわゆる「#スーパータクマ―」は「Super Takumar 55mm F1.8」を指しています。
この 「Super Takumar 55mm F1.8」 にはいくつかのバージョンがあって、いろいろ説明を要します。
結論からいいますと、「 Super Takumar 55mm F1.8 前期型」にしておくとよいでしょう。
写真とカメラにはとにかく蘊蓄がものすごくあって、それはそこかしこにいっぱい記載されてます。
PIXCAFEではそういう詳細な情報もお伝えしますが、どちらかというと「結論は!」をより大切にしていきます。
というのもビギナーさんは多すぎる情報やカメラマニアの蘊蓄を読んでも、なかなかフィルムカメラライフをスタートできませんから。
たくさんのビギナーさんとお話しした結果、できれば2択とか3択から選べるのが理想的なのだなーと思っています。
見分けるにはレンズの前面の数字と文字を見ます。
いろいろ見た結果、見分け方決定版はこれです!
「 Super Takumar 55mm F1.8 前期型」 の見分け方
7桁くらいの長い数字=シリアルナンバーの後ろに「Super- Takumar」とだけ書かれていればO.Kです。
これが「 Super Takumar 55mm F1.8 前期型」 です。
フォント(文字の字体)も丸くて細い、オシャレな印象のものです。
55mm F1.8の作品例、どんなふうに撮れるかついては、動画でも今度特集しようと思います。
特に「Super Takumar 55mm F1.8(前期型)」を見分ける方法を」やりたいと思っています。
「SMC Takumar 55mm F1.8」と「Super Takumar 55mm F1.8(前期型)」はフレアやゴーストの出方が異なるので、開放測光ができる出来ないよりも、どちらのレンズの描写が好きかでレンズを決めるとよいと思います。
いずれにせよSPFを買っておけば開放測光とは別に、どちらのレンズも有効に使えるのでよいかと。
また、メーターが作動しない、もしくは正確に動いているか分からないというような機体でも、SPFを買っておけば上部のホットシューに、別で購入したメーターをつけることができます。
SPも別売りのホットシューアダプターがあります。
400円くらいから入手できるかと思います。
【 追記 】ホットシューアダプターは一年たっても定期的に店頭で見かけますので買いやすいです。
見た目もレトロ可愛いメーターもあるので、ホットシューにつける使い方もお勧めできます。
下記の他にも高価なLeicaのメーターやノーブランドに近い10,000円ほどのものもあります。
Googleの画像検索ですがイメージはわかりやすいです。
ホットシューがない機種では下記のような使い方も。
さてファインダーですが、SPもSPF視野率は93%で見えている範囲より少し外側まで写ります。
これは昔は周辺部分をトリミングする前提だったので、余白的なものです。
ただ見えている分がそのまま撮影される、視野率100%のカメラもあります。
Nikon F3など、見えているものの全体像を意図通りに撮るための、プロ用機種は視野率 100%です。
プロ仕様でフィルムカメラを楽しみたい人はNikon F3、
お手軽に始めたいならPentax SPF or SP。
このどちらかにしておけば後で困ることはないといえます。
レトロレンズは「マウントアダプター」を使えばデジタルカメラにも使えるものがほとんどです。
編集部ではソニーのαで「Super Takumar 55mm F1.8 前期型」を使っています。
フィルムカメラにもデジタルカメラにも使えるなんて、最高ですね!
ではまた、PIXCAFEにお越しください~!